


設計部 設備設計課 堀口 亮
「大型の機械から1本のパイプまで… 「当たり前」な設備に100%を求める」
設備設計とは、「設備図」=お客様への提案ツールを作る仕事です。お客様他と打合せ、どんな機能・能力を持った設備を導入するかを提案し、機械や配管を限られた空間内で機能させます。ポイントは、お客様が求めるコト(価値)を、当社の技術とモノ(設備)で、最大限に叶えること。空調や給排水などの設備は、完成後には天井等に隠れて見えない。人間でいえば心臓や血管と同じなんですね。
でも、エアコンで快適性が保たれる、蛇口をひねれば水道が出る。一見「当たり前」ですが、設備(心臓と血管)が機能しているからこそ。
99%の完成度では、エアコンの冷媒は漏れ、水道からは漏水し、わずか1%のミスが「当たり前」を奪い去ってしまう。1%のミスを見逃さない。これが流体(空気と水)を扱う設計マンのプライドです。
「お客様に叱られて、"お客様目線"の真の意味を知る」
自称100%の設計マンの失敗。新人の頃、システム会社の本社ビル。お客様の要望は「湿度を恒湿に保って」の一点。システム会社だけに、社内にはPCがズラリ…。PCだけに、過度な湿度に振れることはNG。お客様から「大型加湿器1台だけなことが原因では?」と伺ったので、小型の加湿器を多く配置した図面を(安易に)持って行ったのです。
しかし、お客様からは「これでメンテナンス費用が何倍になる?。それくらい想定できないの?」と一蹴されてしまったのです。"お客様目線"というのは、お客様の"言いなり"ではなく、お客様の求めるコト(価値)を、モノ(設備)をもって実現すること。恒湿というものを考え抜いて再提案。「堀口さんがよく挽回した」と褒めて頂いた瞬間、感謝の気持ちで私の湿度が上がってしまいました。
「デザインだけで建築はできない!専攻外であっても設備設計を選びました」
学生時代から「建築家になること」を目標としていました。私が思う“建築家”とは、「意匠(デザイン)設計」「構造設計」そして「設備設計」がすべてできる、建築のエキスパートです。
学校で建築の基礎や意匠を学びましたが「デザインだけでは建築はできない!」と思い、設備を学びたいと思ったことがヤマトへの入社のきっかけです。入社してから、数々の失敗に直面しました。自分ではどうにもできない事態にも陥りました。でもそのたびに、助けてくれる誰かが必ずいた。ヤマトは本当に「いい人」が多い。“調子の”いい人や“都合の”いい人ではなく、温かく見守ってくれる家族のような人たちです。