技術・ソリューション

省エネ、省CO2、快適空調など最適な技術・ソリューションをご提供します。

ウルトラエコ・アイスシステム

熱エネルギーを冷凍・冷蔵・空調の設備全体に利用し、省エネルギー性・経済性を発揮蓄熱の利用温度を低温の冷蔵域から空調域まで拡大。24時間営業店にも利用できるブライン冷却式氷蓄熱システムです。

ウルトラエコ・アイスシステムは、夜間に蓄熱した冷熱を冷蔵ショーケースの冷却に利用、その後店内の冷房に、さらに冷凍用の冷凍機にも使う次世代対応型冷却システムです。冬期には冷凍機の凝縮熱を回収して、暖房に再利用できます。またこのようにエネルギーを店舗の冷蔵・冷凍・空調の設備全体に高度に利用することで、省エネルギー、経済性に優れ、しかも快適な店内環境を実現できます。ウルトラエコ・アイスシステムは蓄熱回路と冷却回路を分離し、冷却回路にはブラインを供給し、フロンガス漏洩量の大幅削減が可能です。

ウルトラ エコ・アイスシステムの構成

ウルトラエコ・アイスシステムの特徴

  • ブライン(不凍液)をショーケースに供給し冷却、フロンガス漏洩量を大幅に低減。
  • 電気料金の安価な夜間に蓄熱。
  • 0℃以下の温度帯で、冷熱(潜熱)を有効利用。
  • 除霜には電気ヒーターを使用せず、冷凍機排熱で処理し、消費エネルギーを低減。
  • 冷凍機の排熱で床暖し、コールドエイル解消。
  • 食品の高鮮度管理が可能。

ウルトラ エコ・アイスシステムのメリット

1.地球環境対策(温室効果ガス排出量の大幅低減)… TEWI 51%削減

代替フロン(R-404A)の漏れは、地球温暖化に大きな影響を及ぼします(R-404Aの地球温暖化係数は3,920倍、R-22は1,810倍)。ウルトラエコ・アイスシステムは、冷却にブラインを使用しフロンガスの漏洩量を大幅に低減しているため、温室効果ガスの排出量を約70%低減することができました。環境先進国のヨーロッパでは、フロンガスの漏れをスーパーマーケットにおける地球温暖化問題として取り上げており、その対策に真剣な対応を始めています。

※地球温暖化係数:温室効果ガスが地球に与える影響度の尺度でCO2に対する比率として評価したもの(評価値は100年数値を採用)

ウルトラ エコ・アイスシステムの構成

2.エネルギーの低減 … システムエネルギー21%削減

ウルトラエコ・アイスシステムの熱源機は主に夜間に連続運転となり、高効率な運転が可能となります。又、夜間に蓄熱した冷熱を、ショーケースの冷却に利用、その後冷房に、さらに冷凍用冷凍機のサブクールへとカスケード利用します。冬期には冷凍機の凝縮熱を回収、暖房に再利用できる省エネルギーシステムです。

光熱費

3.ライフサイクルコストの大幅低減で経営をバックアップ! … 光熱費50%低減

契約電力の低減、安価な夜間電力の活用により、大幅にランニングコストを低減します。

光熱費

4.食品の高鮮度保持

従来のシステムでは、電気ヒーターによる加熱で除霜していたものを、ウルトラエコ・アイスシステムでは、除霜時には空調や冷凍ショーケース冷凍機から得られる熱を利用し、除霜する新方式を採用しています。これにより、除霜に必要なエネルギーを大幅に削減できるとともに、ショーケース内温度を均一にでき、食品の高鮮度保持が可能となります。(特許第3742043号)

精肉ショーケースの吹出温度と食品温度

5.快適なショッピング環境を提供(排熱利用・コールドエイルの解消)

冷凍機排熱を回収することで、床暖房のエネルギー費用はほとんどかかりません。しかも床暖房の利用により、ショーケース廻りのコールドエイル(冷たい通路)を解消し、快適な店内環境を実現します。

サーモグラフィーによる温度分布比較

6.くらくスタートプラン … イニシャルコスト増ゼロ/ESCO的ビジネスモデル導入可能

イニシャルコスト増分をランニングコストの削減分で分割払いしていただくプランです。

投資回収年数=3.5年~4.5年

実施例 「空冷直膨方式+空調(EHP)」 との比較
店舗規模 売場面積1,500平方m
冷凍機容量 200HP
営業時間 9時〜22時
地 域 東京電力供給域

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